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JIS・JAS・畳工事仕様​/JAS等級 :: 畳のほりごめ 仙台

xpwiki:JIS・JAS・畳工事仕様/JAS等級

概要 anchor.png[1]

畳表[2]には日本農林水産規格(JASジャス)があり、検査を受けた畳表[2]は等級を表示することができる。

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内容 anchor.png[3]

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適用範囲 anchor.png[4]

  • 第1条
    この規格は、畳表[2]着色表[5]示及び青[6]を除く。)のうち1種表、2種表及び3種表に適用する。
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定義 anchor.png[7]

  • 第2条
    この規格において、次の表の左欄に揚げる用語の定義は、それぞれ同表の右欄に揚げるとおりとする。
用語定義
畳表[2]いぐさを緯として、糸を経として製織したもの(上敷及びござの類を除く。)をいう。
着色表[5]着色剤による着色(色を定着させるための樹脂加工を含む。以下同じ。)をしたいぐさを製織した畳表[2]及び畳表[2]であって着色剤による着色をしたものをいう。
青表[8]七島いを緯として製織した畳表[2]をいう。
長物[9]連続的に製織した畳表[2]であって、1[6]分に相当するものとしての区切り加工を施していないものをいう。
側から側までの長さ(小目[10]の部分を含め、耳毛[11]の部分を除く)をいう。
長さ端から端までの長さをいう。
小目[10]両端の目せき織り(1本糸で幅狭く織ることをいう)した部分をいう。
耳毛[11]製織されたいぐさの根元又は先端が小目[10]から出ている部分をいう。
通織り[12]いぐさの織り幅を十分に引き通るように製織することをいう。
耳糸[13]小目[10]がほぐれないように耳毛[11]の基部に施した経て糸(遊び糸)をいう。
種類幅 単位:cm長さ 単位:cmたて糸[14]の数 単位:本たて糸[14]の種類織り方耳毛[11]の長さ 単位:cm
1種表95.0(+)0.5205以上134(44以下)麻糸叉は綿糸通織り[12]としたもの7(±)2.0
2種表91.0(+)0.5196以上128(42以下)同上同上同上
3種表89.0(+)1.0191以上126(42以下)同上同上同上
    • たて糸[14]の種類は、麻糸との併用により合成繊維も可能
    • たて糸[14]の数の()内は、合成繊維の数
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規格 anchor.png[15]

  • 1種表、2種表及び3種表の特等(たて糸[14]が麻糸のもの・麻糸及び合成繊維糸を併用したものを含む)、1等、2等、又は3等(たて糸[14]が綿糸に限るもの)の品質の基準は、それぞれ次のとおりとする。
  • 1種表、2種表及び3種表で、前項に規定する規格に該当しないものは、等外とする。
種類等級麻糸のもの重さ(単位kg)綿糸のもの重さ(単位kg)水分
1種表特等2.00以上13%以下
1等1.85以上1.75以上同上
2等1.70以上1.60以上同上
3等1.45以上同上
2種表特等1.85以上同上
1等1.70以上1.60以上同上
2等1.55以上1.45以上同上
3等1.30以上同上
3種表特等1.80以上同上
1等1.65以上1.55以上同上
2等1.50以上1.40以上同上
3等1.25以上同上
    • 水分の測定は、畳表[2]迅速水分計(電気抵抗式)による。
    • 重さの基準は、1種表にあっては長さ205cm、2種表にあっては長さ196cm、3種表にあっては長さ191cmのものに相当する基準とする。
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品位 anchor.png[16]

  • 特等にあっては次の基準を適合すること。
    • 固有の色沢及び優良な色調を有するものであり、色段及び変色いの混入がなく、かつ、粒ぞろいが特によいこと。
    • 地合いが特に密で、糸切れ、片ざしその他の織り傷がないこと。
    • 仕上げが優良であり、かつ、汚れその他の欠点がなく、容易にほつれないように端止めしてあること。
  • 1等にあっては次の基準に適合すること。
    • 固有の色沢及び良好な色調を有するものであり、色段及び変色いの混入がなく、かつ、粒ぞろいがよいこと。
    • 地合いが密で、糸切れ、片ざしその他の織り傷がないこと。
    • 仕上げが良好であり、かつ、汚れその他の欠点がなく、容易にほつれないように端止めしてあること。
  • 2等にあっては次の基準に適合すること。
    • 固有の色沢を有するものであり、かつ、色段及び変色いの混入がほとんどないこと。
    • 地合いが密で、糸切れ、片ざしその他の織り傷がないこと。
    • 仕上げがおおむね良好であり、かつ、汚れその他の欠点がほとんどなく、容易にほつれないように端止めしてあること。
  • 3等にあっては、次の基準に適合すること。
    • おおむね固有の色沢を有するものであり、かつ、色段及び変色いの混入が目立たないこと。
    • 地合いがおおむね密で、糸切れ、片ざしその他の織り傷がないこと。
    • 仕上げがおおむね良好であり、かつ、汚れその他の欠点が目立たず、容易にほつれないように端止めしてあること。

Last-modified: 2007-07-10 (火) 12:05:08 (JST) (6128d) by ゲスト